個人事業主・フリーランス12年の投資先の優先順位|iDeCo・新NISA・小規模企業共済・保険・仮想通貨

目次
はじめに ― 投資の「優先順位」で迷っていませんか?
フリーランスや個人事業主は、会社員のように厚生年金や退職金がありません。
そのため、「どの制度を優先して使うか」 が将来の安心に直結します。
僕自身も独立してからずっと「お金の不安」と向き合い、試行錯誤してきました。
今では総資産2,000万円を超え、60歳でFIRE(経済的自立+自由な働き方) を現実的なゴールにしています。
この記事では、僕が実際に取り組んでいる 投資先の優先順位と理由 をまとめます。
僕の結論:投資先の優先順位
- iDeCo(最優先) ⇒ 圧倒的な節税効果。将来の年金の柱。
- 新NISA(次点) ⇒ 非課税+流動性あり。急な出費にも対応可能。
- 小規模企業共済 ⇒ 廃業時の「退職金」。掛金全額控除で節税効果大。
- セーフティー共済(経営セーフティー共済) ⇒ 余裕があれば検討。
- 民間保険・ふるさと納税 ⇒ 必要性を見極めて最低限でOK。
- 仮想通貨 ⇒ 僕はすでに保有中。これから新規購入はしない方針。
- さらに、僕は「NISA外の待機資金」と「生活防衛資金」を別枠で確保しています。
さらに、僕は「NISA外の待機資金」と「生活防衛資金」を別枠で確保しています。
1. iDeCo ― 最強の節税メリット
iDeCoは、掛金が 全額所得控除 されるフリーランス最大の武器です。
- 月68,000円(満額)積立で → 年間81.6万円控除
- 所得税+住民税30%の人なら → 年間約24万円の節税
- 20年で → 節税だけで約480万円!
運用益も非課税、受取時は税制優遇。
👉 僕は最優先で 満額拠出 を継続しています。
2. 新NISA ― 非課税×流動性のバランス
新NISAは「利益が無期限で非課税」という最強制度。
さらに、途中で売却できる=流動性が高い のがiDeCoとの大きな違いです。
個人事業主やフリーランスは、いつ収入が減るか分からない。
急な出費や事業資金が必要になったとき、新NISAなら資金を戻せます。
だから僕は iDeCoの次に新NISAを優先 しています。
- つみたて枠:年間120万円(インデックス投資向け)
- 成長投資枠:年間240万円(株式・債券・REIT)
👉 僕は「オルカン+債券+REIT」でバランス投資中。
3. 小規模企業共済 ― 廃業リスクへの備え
小規模企業共済は、いわばフリーランスの「退職金制度」。
- 掛金:月1,000〜70,000円
- 全額所得控除
- 廃業・引退時に「退職金」として受取
僕は「iDeCo+新NISA」が優先なので、掛金は最低の月1,000円に設定。
ただ、廃業リスクに備える意味では有効です。
4. セーフティー共済 ― 余裕があれば
経営セーフティー共済は、取引先倒産のリスクをカバーできる制度。
- 掛金は全額経費
- 40ヶ月以上で解約すれば掛金は戻る
一人事業だと必要性は低めですが、余裕がある人には選択肢になります。
5. 民間保険・ふるさと納税は「最後でOK」
- 保険:公的保障があるので、最低限で十分
- ふるさと納税:節税になるが、投資の方が優先
👉 僕自身は現在、どちらもやっていません。
6. NISA外の資金 ― 待機資金+生活防衛資金
投資だけでなく、「手元の現金」をどう残すか も重要です。
僕は次のように分けています:
- NISA外の待機資金:140万円(新生銀行の普通預金に確保)
👉 暴落時の投資の追加や急な出費に備える資金。 - 生活防衛資金:350万円
👉 「絶対に手をつけない資金」。生活費1年分以上を確保し、心の安心を担保。
👉 この資金を残すことで「暴落が来ても狼狽売りせずに済む」仕組みを作っています。
仮想通貨 ― 僕の失敗と現在のスタンス
最後に、僕の「失敗体験」として仮想通貨について触れておきます。
2017年、日本中が仮想通貨ブームだったときに、僕も260万円分を購入しました。
しかし、買った直後に暴落し、長い間「塩漬け状態」に…。
ようやく2025年にプラスに転換しましたが、驚いたのは 税金の重さ です。
現行制度では、雑所得として利益の最大45%が課税対象になります。
- 例:100万円利益が出ても、45万円は税金で消える
- 株やNISAの20.315%課税と比べると、圧倒的不利
👉 この現実を知ってから、僕は「税制が改善するまで売らずに保有」することを決意。
👉 そして、これから新規購入するつもりはありません。
つまり、僕にとって仮想通貨は「投資先」ではなく、過去の失敗から学んだ教材です。
僕の実践例(2025年時点)
- iDeCo:月68,000円(最優先・満額)
- 新NISA:月30万円(つみたて枠+成長枠)
- 小規模企業共済:月1,000円
- セーフティー共済:未加入
- 民間保険:最小限のみ
- 待機資金:140万円
- 生活防衛資金:350万円
- 仮想通貨:260万円分 → 長期保有中(売却予定なし)
まとめ ― 個人事業主・フリーランスの投資は「優先順位」が命
- 第1優先:iDeCo(節税メリット最強)
- 第2優先:新NISA(流動性あり+非課税)
- 第3優先:小規模企業共済(退職金代わり)
- 第4以降:セーフティー共済・保険・ふるさと納税は余裕があれば
- 仮想通貨はハイリスク。僕は新規投資せず、過去の保有分を持ち続けるのみ
そして何より大切なのは、投資だけでなく現金を残しておくこと。
僕は 待機資金140万円+生活防衛資金350万円 を確保しています。
👉 フリーランス・個人事業主にとって、資産形成は「攻め」と「守り」のバランス。
派手な成功者に惑わされず、自分に合った優先順位で、着実に続けることが最強の戦略 です。
執筆者
レオン兄さん
個人事業主・フリーランス歴12年。現在の総資産は2,000万円、新NISA・iDeCo・小規模企業共済などを活用しながら、実体験ベースで資産形成を継続中。ホームページ制作やマーケティング支援をメインに活動中。ココナラ累計売上は1,400万円を突破。
私と同じ、個人事業主・フリーランスの方に向けて、お金を稼ぐ・守る・増やす、そして、生き残るために、私が学び体験したお金の知識や情報を発信しています。