高市早苗×トランプ日米首脳会談で見えた日米経済の新時代|フリーランスはやっぱり「貯金より投資」をするべき

高市早苗×トランプ日米首脳会談

2025年10月28日、アメリカのトランプ大統領が来日して、高市早苗総理と首脳会談を行いました。

ニュースやネットでは、笑顔で握手を交わすシーンが印象的でしたね。「なんか仲良さそうだな」「日米関係、うまくいってるのかな?」と感じた人も多いと思います。

でも、実際のところ、あの会談って日本にどんなメリットがあるのか?

フリーランスとして生きる僕たちの生活に、どう関係してくるのか? 今日は、そのあたりを“等身大の視点”で解説していきます。

第1章|高市早苗総理とトランプ大統領の“笑顔の裏側”

今回の会談では、「安全保障」「経済」「技術協力」がメインテーマでした。特に注目を集めたのは、日本企業のアメリカへの投資です。

トランプ大統領は、はっきりと「アメリカで生産し、アメリカ人を雇え」と言いました。つまり、「日本企業よ、アメリカで儲けるなら、ちゃんとアメリカにも貢献してね」ということです。

その象徴が、首脳会談のあとに開かれた「日米経済界の夕食会」。ソフトバンクの孫さん、トヨタの豊田章男さん、ユニクロの柳井さんなど、そうそうたる顔ぶれが並びました。

ニュースでは「日米の絆が強まった」と報じられていましたが、本音のところは、「アメリカが日本の投資と技術を上手に取り込みたい」という流れです。

要するに、「アメリカの繁栄の中で、日本がどう生きるか」が問われているんですね。

第2章|日本が得たメリットと、見えにくいリスク

日本企業がアメリカに投資するのは、一見プラスに見えます。でも、メリットとリスクの両方を冷静に見ておく必要があります。

メリット

① アメリカで稼げば、安定した利益を得られる

トヨタやソニーみたいな企業は、アメリカで稼いだドルを円に換えることで利益を伸ばしています。円安の今は特にその効果が大きく、「海外で稼ぐ力」が企業の支えになっています。

② 日本株にも海外マネーが流れ込みやすい

アメリカで活躍する日本企業が増えるほど、「日本企業ってまだいけるじゃん」と海外投資家が注目します。結果、外国人が日本株を買う→株価が上がる→ニュースで「景気がいい」と報じられる、という流れになります。

③ 技術とノウハウを“逆輸入”できる

トヨタがアメリカでEV開発、ソフトバンクがAIや半導体に投資。これらの技術や経験が日本に戻ってくる。お金は出ていっても、知識と技術が戻る――それが長期的には日本の強みになる部分です。

④ 経済協力が安全保障の安定にもつながる

経済面で結びつきが強くなれば、有事のときにアメリカから支援を得やすくなります。「お金のパートナー」は「安全保障のパートナー」でもあるんです。

リスク

① アメリカの景気に左右される

投資先が増えるほど、アメリカがくしゃみをしただけで日本が風邪をひく。米国金利や不況に直撃されるリスクが高まります。

② 稼いだお金が国内に戻りにくい

現地で工場を作っても、働くのはアメリカ人。つまり、日本の賃金や消費にはあまり回らない。「企業は儲かってるのに、庶民は変わらない」のはこの構造が原因のひとつです。

③ 物価上昇で生活コストが上がる

円安で輸出企業は得をしても、僕らの生活費は上がります。光熱費、ガソリン、食料品……すべて“じわじわ高くなる”方向。フリーランスにとっては固定費が重くのしかかります。

④ 国内の二極化が進む

海外展開してる企業は潤うけど、国内中心の中小事業者や個人は恩恵が少ない。「数字では好景気、でも生活は楽じゃない」――このギャップが今後さらに広がるかもしれません。

第3章|インフレ時代に「貯金」は一番危ない選択

今回の日米会談で、日本はこれまで以上にアメリカの経済路線に寄せていくことがハッキリしました。つまり、「インフレを容認しながら成長していく」アメリカ型の経済モデルです。

でも、この路線って、僕ら一般庶民にとってはちょっと厳しいんですよね。物価は上がるのに、銀行の利息はほぼゼロ。頑張って貯めたお金の「価値」が、静かに減っていくんです。

たとえば100万円を銀行に預けても、1年後の利息は数十円。一方で、物価が2〜3%上がれば、実質的に2〜3万円“損”しているのと同じ。数字は減らないけど、買えるものが減っていく。 これがインフレの正体です。

これからの時代、ただ貯金しておくだけでは、お金を守れない。だからこそ僕らフリーランスは、「お金を貯める」から「お金を育てる」へ考え方を切り替える必要があります。

第4章|フリーランスが今すぐ始められる3つの行動

① NISAやiDeCoで“お金を働かせる”

新NISAやiDeCoは、国が用意してくれた“合法的に税金を減らしながら資産を増やす仕組み”。コツコツ積み立てれば、数年後に「貯金より増えてるじゃん」と実感できます。

② 生活防衛資金を確保して、それ以外を運用へ

まずは生活費6ヶ月分を残しておく。それ以外は、少しずつ投資に回していく。「リスクを取る」のではなく、「分けて守る」イメージです。

③ 投資を“習慣”にする

投資ってセンスじゃなくて仕組み。毎月同じ金額を積み立てる「ドルコスト平均法」で、時間を味方につけましょう。一喜一憂せず、5年・10年スパンで見ればいいんです。

第5章|まとめ:これからは「貯金より投資」で生きる時代

今回の日米首脳会談は、ニュースで見るよりずっと大きな意味があります。日本は、もう完全に「インフレを受け入れる国」へ舵を切った。つまり、“お金を動かす人が得をする時代”になったということです。

僕たちフリーランスは、景気を変えることはできません。でも、自分の資産をどう守るか、どう増やすかは選べる。

だからこそ、これからの生き方はこうです。
「働いて稼ぐ」+「お金にも働いてもらう」

貯金だけに頼らず、NISAやiDeCoを味方につけて、お金の“使う力”と“増やす力”を一緒に育てていきましょう。

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執筆者

レオン兄さん

レオン兄さん

個人事業主・フリーランス歴12年。現在の総資産は2,000万円、新NISA・iDeCo・小規模企業共済などを活用しながら、実体験ベースで資産形成を継続中。ホームページ制作やマーケティング支援をメインに活動中。ココナラ累計売上は1,400万円を突破。

私と同じ、個人事業主・フリーランスの方に向けて、お金を稼ぐ・守る・増やす、そして、生き残るために、私が学び体験したお金の知識や情報を発信しています。