【2025年最新版】フリーランス・個人事業主でも使える補助金まとめ|1人でも申請できる実用ガイド

目次
2025年は、フリーランスや個人事業主でも活用しやすい補助金が揃う「チャンス年」。
本記事では、代表的な3制度の違い・申請の流れ・注意点を、初心者にも分かりやすく整理しました。
はじめに:2025年は「補助金のチャンス年」
近年は法人中心だった制度にも、フリーランス・個人事業主・1人社長が申請できる枠が拡充。正しい段取りを踏めば、
1人でも十分に採択を狙えます。
重要なのは、スケジュール管理と要件遵守、そして交付決定前に着手しないことです。
補助金と助成金の違いを先におさらい
| 比較項目 | 補助金 | 助成金 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 投資・事業拡大の支援 | 雇用・人材育成の支援 |
| 支給の仕組み | 事業実施後に審査・入金(競争) | 条件適合で支給(原則非競争) |
| フリーランス適性 | 高い(個人申請可の枠多数) | 従業員なしだと対象外が多い |
フリーランスや個人事業主は、まず補助金から検討するのが現実的です。
2025年にフリーランスが狙いたい補助金 3 選
① IT導入補助金(2025)
- 対象:会計・受発注・CRM などのクラウド IT ツール導入(登録支援事業者との共同申請が必須)
- 補助率:最大 2/3(条件を満たすと 4/5 相当枠あり)
- 補助上限:50~350 万円(PC/タブレットは上限 10 万円、補助率 1/2)
- ポイント:導入支援費・運用研修費などの役務費も補助対象となる可能性あり
申請・公募情報:IT導入補助金 ポータルサイト、申請フロー案内、交付申請手順
② 小規模事業者持続化補助金
- 対象:販路開拓・広告宣伝・Web 制作・展示会出展・専門家委託など
- 補助率:原則 2/3(特例を付与すれば 3/4 相当もあり)
- 補助上限:通常枠は 50 万円。ただしインボイス特例+賃上げ特例を使うと拡張可
- 注意点:Web 制作・広告経費は「全体経費の 25 % 以内/最大 50 万円」が補助対象上限となることが多い
申請・公募情報:小規模事業者持続化補助金 申請案内(一般型)、第17回公募告知(中小企業庁), 申請システム案内
③ 省力化投資補助金(カタログ型)
- 対象:POS レジ・券売機・自動精算機など省人化設備(「カタログ掲載品」から選定)
- 補助率:1/2
- 補助上限:目安 200 万円前後
- ポイント:既存設備のリプレースも可。随時公募されていて申請しやすい
申請・公募情報:省力化補助金 カタログ型案内、申請フロー案内、省力化補助金 全体トップ
| 制度 | 主な使い道 | 補助率 | 上限 | 申請のコツ |
|---|---|---|---|---|
| IT導入補助金 | クラウドITツール+導入支援+関連ハード | 〜2/3(条件で〜4/5) | 50〜350万円 | 登録支援事業者と早めに段取り |
| 持続化補助金 | 広告・Web・展示会・新商品企画等 | 2/3〜3/4 | 50万円(特例で拡張可) | Webは25%上限。複合計画で |
| 省力化投資 | 省人化設備の導入・更新 | 1/2 | 〜約200万円 | カタログ品から選んで迅速申請 |
申請前の必須条件
- 開業届を提出済み(事業実態の証明)
- 最新の確定申告・納税証明が提出できる
- gBizIDプライムの取得(電子申請用)
- 業種・従業員数の要件が制度に合致
- 計画性(継続性・成長性)が説明できる
申請の流れ:準備→申請→実行→報告
- 公募要領を確認(対象・経費・締切・注意事項)
- 支援者/IT導入支援事業者に相談して段取り決定
- 事業計画・見積取得(経費区分を明確に)
- 電子申請(必要書類を添付)
- 審査・採択→交付決定
- 交付決定後に事業実行(ここ重要!)
- 実績報告(領収書・契約書・成果物等)
- 補助金入金
※交付決定前の発注・支払いは対象外になりやすいので要注意。
よくある失敗と回避策
- 交付決定前に着手:決定通知を待ってから発注・契約。
- 対象外経費の混在:見積・用途を経費区分と紐付けて整理。
- Web費だけの申請:広告・展示会・設備と複合で計画。
- 書類不備:要領のチェックリストでダブルチェック。
- 期限遅延:逆算スケジュール+支援者と日程共有。
申請前チェックリスト(1分確認)
- □ 開業届・確定申告・納税証明の原本(写し)を用意
- □ gBizIDプライム取得済み/取得申請中
- □ 支援事業者(商工会・IT導入支援事業者)と打合せ日を確保
- □ 経費区分ごとに見積を揃え、目的・成果と紐付けた
- □ 交付決定日以降の実施スケジュールを引いた
- □ 実績報告で必要な証憑類(契約書・納品物・請求書・領収書)を想定
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申請は「早い者勝ち」ではありませんが、早いほど採択率が高まりやすいです。
まずは計画書の骨子作りから始めましょう。
補助金をうまく活用すれば、自己資金を抑えながら事業の質を一段引き上げることができます。
新しいツールや設備、販路拡大への投資は「コスト」ではなく、あなたの未来を作るための戦略的な資金運用です。
せっかく国が用意してくれた制度ですから、遠慮せずにチャンスを掴んでいきましょう。
※本記事は2025年時点の情報に基づく概要解説です。申請前に必ず最新の公募要領・公式サイトをご確認ください。
執筆者
レオン兄さん
個人事業主・フリーランス歴12年。現在の総資産は2,000万円、新NISA・iDeCo・小規模企業共済などを活用しながら、実体験ベースで資産形成を継続中。ホームページ制作やマーケティング支援をメインに活動中。ココナラ累計売上は1,400万円を突破。
私と同じ、個人事業主・フリーランスの方に向けて、お金を稼ぐ・守る・増やす、そして、生き残るために、私が学び体験したお金の知識や情報を発信しています。